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□ いの健ニュース


第28号(2010年4月30日発行) ※PDF版はこちら

第10回いの健総会 12団体30名の参加で終了!

第10回宮城県センターの総会は4月22日(木)に、20団体中12団体、30人の参加で開催され、仙教組の芳賀委員長の司会進行のもと今年度の活動方針を決め、無事終わりました。総会では真壁会長の挨拶に続き、錦町診療所・産業医学センター所長の広瀬俊雄医師と杉山茂雅弁護士から顧問としてのご挨拶をいただきました。
また、4月8日に過労自死(トラック運転手)の労災認定が決まったばかりのご遺族、早坂百合江さんからのご挨拶もありました。
その後、県労連議長、鈴木新氏の基調講演(労働組合運動におけるいの健活動の重要性)を受け、富樫事務局長からの09年度活動報告・10年度活動方針、中山事務局次長からの09年度決算報告・10年度予算案提案などの報告・提案をもとに討論を行い、全体の確認を得て決定されました。
各氏の発言の概要は以下に紹介しますが、今総会の参加団体は以下の通りでした。
なお、福祉保育労からも出席予定でしたが、「体調不良のため欠席」の連絡がありました。

宮城一般(4)、建交労(1)、宮城県労連(3)、宮城民医連(4)、宮城民医労(2)、宮商連(1)、
宮教組(2)、仙教組(2)、高教組(1)、ソニー労組(1)、郵産労(1)、仙台銀行労組(1)、
顧問(2)、いの健事務局(2)、個人(3) 計30名

真壁完一会長の挨拶
この1年で5件の労災・公務災害認定を実現できました。
奪われた命が帰ってくるわけではありませんが、運動の前進であることに確信を持ちみなさんと共に喜びたいと思います。真壁完一会長の挨拶
加盟各体のご協力に心から感謝します。
しかし、一昨日は労災として認定された赤坂事案の損害賠償訴訟に対し、仙台地裁は原告敗訴の不当判決を出しました。
ご遺族とともに控訴審を勝利するためにさらに力を尽くしたいと思います。
今年10月には茂庭荘を会場に「第6回東北セミナー」が開催されます。
その成功のためにも特段のご協力をお願いするものです。
この間、民主党政権が誕生したものの、雇用問題を初め、働く人々にとっては何らのプラスにもなっていません。
働く人々が安心して働くことが出来る世の中を作るために、みなさんと共に奮闘することを決意して挨拶にします。

広瀬俊雄医師(顧問)のご挨拶
広瀬医師の挨拶結成以来10年、よく頑張ってきたと思います。
民医連を中心に準備をしてきましたが、何十回労働組合を訪問したか分かりません。
当時は「進める会」も「職対連」も全て錦町診療所にありましたので、そこから始めるしかなかったのです。
しかし、そのおかげで全国にも例のない労働組合が中心になって運営する組織になったと自負しています。
これからは東北6県全てにいの健センターができるよう、宮城県センターの役割を果たしていただければと思います。
自主的になってきたのはいいことですが、さまざまな活動の日程を決める時には、できるだけ私たちにもお知らせいただければと思います。
可能な限り一緒に関わって行きたいし、参加できない時には代理を出すなどの努力もしたいと思います。
引き続きいの健センターの運動が前進されるよう期待しています。

杉山茂雅弁護士(顧問)のご挨拶
赤坂事案の地裁敗訴は予想もしなかったことでしたが、赤坂さんは労災認定のときも東京まで行ってがんばったので、今度もまた勝つまでがんばりたいと言ってます。
ぜひとも、みんなの力で不当判定を覆すようがんばりたいと思いますので、みなさんの力を貸してください。杉山弁護士の挨拶
弁護士になった時から労災職業病問題でがんばりたいと思ってきましたが、当時は肝心の労働組合自身に労災・職業病や過労死・過労自殺問題への認識は甘かったと思います。
いの健センターの発展とともに相談が増え、特に大友事案への取り組み以降、労災・公務災害としての認定が増えてきたと思います。
その意味ではいの健センターの果たした役割は大きいのですが、いの健センターというのはどんなに労災認定を実現しても威張ることはできません。
労災根絶、過労死・過労自殺の根絶を目的とする組織ですから、その目的を達成するためにこれからもがんばり続けていただきたいと思います。
私もみなさんと共にがんばりたいと思います。

早坂百合江さん(ご遺族)のご挨拶
夫の労災認定を勝ち取ることができましたのは、ひとえに弁護団の先生方と「いの健センター」のご尽力によるものです。
早坂百合江さんの挨拶いの健センターは私たち遺族にとっては大きな心の支えです。
今回の勝利はいの健センターなくしては語れないと思っています。
本当にありがとうございました。
トラック運転手だった夫が被災したのは41歳の時です。
長距離運送に加え、東北各地の大型スーパーやコンビニなどの冷凍冷蔵ショーケースの組み立て設置や解体搬出など、昼夜を問わずに行う過重な労働でした。
1ヵ月平均の時間外労働は100時間を超え、体が悲鳴を上げるまで働かされました。
にもかかわらず、会社は夫の棺を前に夫の両親を罵倒し、会社には何の落ち度もないという態度を取りました。
夫がどれほど悔しい思いをしたかと思うと、夫の無念を晴らしたいし、子どもたちに「父親は一生懸命に生きた立派な人だった」ということを知ってもらい、父親を信じ誇りに思って生きてほしいと無我夢中できました。
働く人の命は何にも増して大切なもの、命より大事な仕事などあり得ないと思います。
過労死や過労自殺者が一人も出ないよう、いの健センター加盟のみなさま方には引き続きお力添えをお願い申し上げます。
ありがとうございました。

基調講演鈴木新県労連議長
2月の地方センター交流集会で発言しました
が、それをもとに県労連といの健センターの関わりを話してみたいと思います。
県労連議長になって初めていの健センターの重要な役割を理解することができました。
2月の交流集会でも改めていの健センターの重要性を学ぶことができました。
この間のいの健センターの労災・公務災害認定闘争やさまざまな相談活動は、見ていても常に相談者の立場に立って、親身になって取り組んでいますが、すごく大事なことだと思います。鈴木県労連議長の講演
いの健センターの結成に当たっては、県労連も大きな役割を担っていたはずです。
その意味でも、労働者のいのちと健康を守る活動の中心に県労連が存在していることの意義を労働組合全体の自覚にしていく必要があると思います。
いの健センターが県労連事務所で活動しているということは、いの健が県労連活動の一翼を担っているということでもあります。
だから、労働相談センター、いの健センターが県労連と一体となって活動し、相談事例の検討をしているなどの活動は極めて重要な意義を持っています。
この間の相談の特徴は単に解雇、未払い問題というよりも、労災問題であったりメンタルヘルスと関わっていたり、すごく複雑になっています。
県労連の常幹でもパワハラ問題を重視する議論が始まっていますが、健康問題での労働組合の役割は大きいと言わざるを得ません。
いの健センターがさらに大きな役割を果たすためには、県労連もそれなりの役割を果たす必要を痛感しています。
財政面でも県労連への期待は大きいと思います。
ボランティア活動といっても、それなりの財政的な裏付けが必要なわけですから、常幹でも真正面から議論したいと思います。
人も知恵もお金も、それぞれが大事な条件だと理解しています。
同時に、県労連活動にいの健の活動をもっともっと反映させる必要もあります。
単にいの健幹事会がいつだとか、セミナーがいつだとか、会議の日程だけではなく、いの健の活動の中身を反映させる必要があります。
県労連にプラスになるような位置づけが大事なのです。
いの健の存在は労働組合運動の活性化のためにも大事なことですし、県労連運動の力になるいの健センターであってほしいと願っています。
そういう活動を保障できるような関係を作っていきたいものです。鈴木県労連議長
全国センターニュース3月1日号(No.129)で「宮城県労連の鈴木新議長は、労働相談センターといの健、県労連で連携して相談に対応していることなどを紹介し、『いの健センターの結成は県労連運動にとっても必ず力になる』と報告しました」と紹介されていますが、それは事実だと思います。
今回、東北で交流集会を開催した理由は東北各県にセンターを結成することが第1の目的でした。
それだけに東北各県から参加したことの意義は大きいし、各県労連が参加するために宮城県労連もそれなりの役割を果たしたと思っています。
交流集会の中で岩手労連議長が「今度こそ何としても結成したい」と発言していましたが、先日の東北ブロック会議では秋田県労連が「岩手の前に結成したい」という発言をしていました。
それだけでも交流集会で私が発言した意義はあったと思っています。
いの健事務局に桑山さんが参加する上でも私なりのお手伝いができましたが、そういうことも含めて、いの健活動強化の意義を大事にし、今後とも県労連の役割を果たしていきたいと考えています。
杉山先生から「労災認定が目的ではない」という話しがありましたが、過労死・過労自殺を生まない社会にするために県労連も全力をあげたいと思います。
私が話をするよう求められたというのは、それだけ県労連に対する期待が大きいということの表れだと思いますので、そういう役割を果たせるよう努力する決意を表明して話を終わります。

富樫事務局長報告提案
09年度活動のまとめ、2010年度の活動方針、役員について

中山事務局次長報告提案
09年度会計決算、2010年度予算案

鎌内監事報告
09年度会計決算への監査報告

以上の報告提案については、満場一致で承認されましたので議案書を参照願います。(議案書はメールに添付してありますが、メールを開設していない組織には後日議案書を送付します)

参加者の発言
1 金田基氏(民医連)
情勢の補強をする立場で発言します。
労働調査会の労働基準広報誌で「労災裁判をふりかえる」と言う特集があります。
企業責任を問う姿勢を強くしていますが、過労死・過労自殺が労災の3分の2を占めているのですから当然かも知れません。
そして、判決は全体として被災者に有利な判断が広がっています。
行政取り消し訴訟も紹介されている4件は全て原告が勝っています。
にもかかわらず、赤坂事案のような企業への損害賠償請求では不敗神話が崩れているとの報道もあり、今後の取り組みが一段と重要になっていると思います。金田基氏
アスベスト問題では、4月7日に全教滋賀の教員の公務災害が認定されました。
教員では初めてのことです。
曝露期間はわずか3年でしたが、体育を担当しアスベスト吹きつけの体育館で被爆したと判断されたのです。
画期的な判決だと思います。
我々が子どもの頃の体育館は殆どアスベストが吹き付けられていました。
ということは常に体育館で遊び、体育の授業を受けていたわけですから、お互い誰がアスベストの発症があってもおかしくないとも言えます。
古いビルなどの解体問題を考えると、アスベスト問題は、今後ますます重視して取り組むべき課題であることを訴えて発言を終わります。

2 伊藤貞夫氏(宮商連)
二つのことを発言します。
一つは、男女共同参画社会なのに家父長制度がまかり通っているということです。
「事業所得」とは「総収入金額から必要経費を控除した金額」ですが、同法56条では「生計を一にする配偶者その他の親族」が「事業に従事したことにより当該事業から対価の支払いを受ける場合」には「事業所得の計算上、必要経費に算入しない」と規定しています。
事業主であるお父さんの分は認めますが、奥さんや息子などの労働の報酬(給料)を支払っても、必要経費とは認めないために、現実離れの重税をもたらしているのです。
所得税法56条を撤廃させる運動が全国に広がり、県議会をはじめ多くの自治体が撤廃を求める意見書をあげていますが、実現しない限り業者のくらしは安心できないのです。
二つ目は自治体の滞納整理機構の問題です。
機構は国保税を含めて50万円以上の滞納をしている1000軒を超える家庭に脅迫まがいの督促状を送りつけています。伊藤貞夫氏
滞納の殆どがべらぼうに高い国保税なのです。
払えないがために国民皆保険の社会で医療を受ける権利を奪われているのです。
1週間のうちに全額収めろという督促ですから、多くの人々が悲鳴を上げています。
専門チームで未納分の回収にあたり、どんなに実情を訴えても強引に取り立てる、払えないと差し押さえをして財産を競売にかける、こんなことまでしているのです。
県議会で横田県議が問題にする中で、民商への相談も大幅に増えています。
さまざまな緩和措置を活用して、強制回収に歯止めをかけてきましたが、整理機構の側でも4点の研修を余儀なくされているようです。
それぞれの実態に応じた回収の仕方をとるよう改善を進めているらしいのですが、それを最初にやっていればこんなに苦しめられなくても済んだはずです。
自営業者の国保税滞納が多く、悩んでいる人は多いのですが、その中でも宮城が滞納率全国一なのです。
国保をよくする会で減免や負担減少の取り組みを強めたいと思っていますが、紹介した二つとも我々業者団体にとっては「切実ないのちと健康を守る運動」なのです。

3 斎藤重美氏(宮教組)
資料をお持ちしましたのでご参照ください。
4月から勤務時間が7時間45分になったのですが、職場では新たな矛盾が生まれ、批判が広がっています。
勤務時間だけ15分短縮しても、仕事量は全く変わっていないのです。
業務を精選し、教職員の仕事量を減らさない限り15分の短縮は何の効果もないのです。
教職員の多忙については県教委も認めざるを得なくなったものの、実態は「ただ働きが15分増えただけ」という声が圧倒的です。
2時間目と3時間目の間のちょっと長い業間でも、ゆっくりお茶を飲む暇さえありません。
組合員の川柳に「コーヒーに水差し冷ます短業間」というのがありますが、冷まして一気に飲まなければならないほど暇がないという実態を表しています。斎藤重美氏
これではいのちと健康は守れないのが当然です。
全国的に病気休職者が増え続けていますが、その中でも精神疾患による休職が激増しています。
県内でも99年と08年を比較すると、病気休職者は2倍以上に増えています。
その中で精神性疾患による休職者は約4倍になっています。
長時間労働と過密労働、評価制度や査定昇給の導入によって精神的なストレスが拡大しています。
それに追い打ちをかけているのが管理職によるパワハラです。
「給料分働けよ」から始まって、年配の教員には「残りも少ないのだから研修に行く必要はない。
出張旅費がもったいない」とか、我が子の入学式に年休を取ろうとすると「保護者の目があるからやめろ」と言い、夏休みに連続休暇を取ろうとすると「給料泥棒」と言われる。
非正規の教員には「このままでは職を失うよ」と冷酷に言い放ち、批判的発言をすると「教頭の俺にけんかを売るのか」、こういう管理職が各地に増えているのです。
もう耐えきれないと、若年退職やうつ病が増えています。
これが学校現場の実態です。
いの健センターの力も借り、何とか大友事案や高野事案の公務災害認定を勝ち取ってきました。
まだ、登米市の中学校教員の事案もあります。
過労死や過労自殺は二度と繰り返さないようにと闘ってきたのに、繰り返し起きています。
なぜなのでしょう。
例えば、県教育長は高野事案の裁決書の視点を重視するように求めたら「その立場に全て立てるものではない。
一つの考え方として考慮する」としか答えません。
「どこが立場に立てないのか」と聞いても答えません。
教員はゆったりした気持ちで子どもたちの前に立てなければ、決していい仕事はできません。
いのちと健康を守る取り組みを重視し、ゆったりした気持ちで子どもたちの前に立てるように闘っていきたいと思います。

4 菅野隆夫氏(仙台銀行労組)
利益追求の職場だけに、数値で仕事ぶりが求められ、経営委員会からノルマが課されます。
成果主義賃金を導入し、とにかく利益を上げるために働かせようとします。
菅野隆夫氏しかし、パイの総体を小さくしながら働かせ、競わせるのですから矛盾が出るのは当然です。
成績を上げ評価を高めるためには、結局は時間外勤務、サービス残業をしなければならなくなります。
労使協定と言っても、大きい方の組合との協定が我々にも押しつけられます。
成果を上げるためにはお客さまとの関係を深めなければなりませんが、これも時間外のただ働きにならざるを得ません。
こういう働かされ方が大きなストレスになっているのですが、個人情報保護を盾に、苦しんでいる労働者の実態は明らかにされません。
だから誰がどのように苦しんでいるのかも把握できない状況に陥っています。
職場で脳梗塞で倒れても、労災申請さえ検討されないまま私病扱いで終わっています。
やはり安心して働く環境を作らない限り、従業員のいのちも健康も守ることができないと痛感しています。

5 赤松浩幸氏(宮城一般労組)
宮城一般として、いのちと健康を守る課題を毎回執行委員会で議論できる状況になってなかったと反省しています。
組合の性格上、どうしても争議中心の対策になりがちでしたが、これからはより意識的にいのちと健康の問題で、職場の実態をつかむ努力をしたいと思います。赤松浩幸氏
みやぎ生協のことでいえば、広瀬先生の指導によって労災防止の視点、健康増進の視点が大事にされるようになってきたと思っています。
労基署の査察があり、サービス残業や36協定違反がないかどうかの点検指導が入りましたが、現在労使で対応を検討しているところです。
働きやすい職場を作るために安全衛生委員会を中心に対応を強化してきましたし、パワハラ防止の対応、就業規則の制定を実現してきましたが、さらに職場ごとの学習を徹底し、職場内のいじめ・パワハラも含めてなくせるよう取り組みを強める必要を痛感させられています。
健康診断受診率を100%にすること、メンタルヘルス問題、喫煙問題でも広瀬先生の指導の下に職員の自覚を高める取り組みをしていますが、引き続きがんばっていきたいと思います。

6 鈴木一利氏(建交労)
アスベスト問題について金田さんからも発言がありましたが、私は「解体問題」を特に重視する必要を強調したいのです。
ここに解体現場の写真を持ってきましたが、このように囲いのないまま解体が行われているというのが実情です。鈴木一利氏
町中で囲いもせずに堂々と解体をしているのです。
これではアスベストをまき散らしているようなものです。
このように吹き付けアスベストがあるにも関わらず全く囲いがされていない。
道路から見えるところさえ囲われていない。
KKRの解体現場では“アスベスト含有”と標示していながら、囲いをせずに解体しています。
結局は行政の側が検査の徹底をしていないということなのです。
そもそもサンプル持ち込み検査というのがおかしいのです。
サンプルだけでは不十分だし、ごまかしもきくのですから、現場に行って直接調査すべきだと思います。
1995年以前の建物には全てアスベストが使われていると考えて間違いありません。
解体現場の労働者の健康を考えても、近隣住民の健康を考えても、もっともっとアスベスト問題を重視すべきです。
10年後20年後を考えて、囲い無しの解体を許さない運動を進めたいと思います。

7 松田隆明氏(ソニー労組仙台支部)
9月の定期大会に初めていの健センターの富樫事務局長に参加を要請し、挨拶をしてもらいました。
世界のソニーと言いながら、徹底した派遣切り、社員切りを進めた結果、心を病む労働者が増えています。
韓国語の通訳をしていた女性がうつ病を発症し、期間途中で解雇されようとしていました。
組合に加入してもらい、いの健の力も借りて相談にのったり、会社交渉を進めてきましたが、納得できる和解解決を図ることができました。松田隆明氏
社内ハローワークがあって、「あなたの仕事はないよ」と言われた社員はパソコンに向かって、必死になって自分の居場所さがしをせざるを得なくなっています。
出向先から戻ってきたら仕事がない。
仕事場探しのために社内ハローワークへ行かざるを得ない。
これでは気持ちよく働くことはできません。
労働者にとって安心して働くことはできないことほど辛いことはありません。
組合は小さくても、全ての労働者が安心して働くことができるように、これからもがんばっていくつもりです。

閉会挨拶/斎藤副会長
いろんな職場の情報を交流することの重要性がよく分かったと思います。早坂百合江さんが「命より大事な仕事があるはずがない」と言われましたが、本当にそうだと思います。
お互い、もっと安心して働くことができるよう、これからもがんばりましょう。

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